Colorfly Pocket HiFi CK4

 


 

 FLACが再生できるポータブルプレーヤーとして「Colorfly Pocket HiFi CK4」を買ってみました。8GBモデルで、アキバの店頭で1万5000円弱でした。32GBのサンディスクのバルクのmicroSDHCカードも3500円程度で一緒に買いました。CK4は発売直後というわけではないのですが、後継と思われる、現在開発中の「CK5」は3D液晶搭載、ラインアウト端子は無しと、かなり方向性がズレるという噂なので、ひとまず今買えるCK4にしてみました。動画、写真そのほかに利用するつもりはないので、以下は楽曲再生のみの話題です。また、今回は(エージング中なので)音質面ではなく、運用面のお話です。

 プレーヤーを買うにあたり、予め決めていた条件は、以下のようなもの。

1) FLACを再生できる
2) ラインアウト端子がある(オペアンプ/ヘッドホン端子にはこだわらない)
3) 物理ボタンで操作できる

 候補としてほかには「Teclast T51」などがありましたが、こちらはタッチパネル主体で 3)の物理ボタンで操作できないために候補から外しました。なぜ物理ボタンがいるかというと、ポータブルヘッドホンアンプと組み合わせて使うことが前提なので、小型のバッグに収納し、さらに背負うバッグなどに入れて持ち運ぶからです。このため、再生・一時停止や曲送りの操作は、バッグの中に手を突っ込んでゴソゴソやる必要があり、タッチパネルのみの操作体系は候補から外れます。同じ理由でiPhone/iPod touchも候補から外れるのですが、これらはBluetoothでリモコン操作ができそうなものの、 1)のFLACを再生する、そしてiTunesおよびApple製品からの脱却という裏テーマのためにiPod系はすべて除外しました。「HiFiMAN」シリーズはいい塩梅に適合していますが、アンプ部分のコストが無駄になる運用なので尻込みしたのと、薄型で価格が安いということで、CK4から手を出してみた次第です。

 CK4ですが、DACに高性能なシーラス・ロジックの「CS4398」を搭載し、24bit/192kHzのファイルの再生もサポートしています。ただ、24bit/192kHzファイルについては、自分のライブラリには無いのでひとまずスルーしています。背面には「JITTER KILL」という謎のロゴがあるように、ジッター除去機能があるようで、仕様でもジッターは100ピコ秒以下としています。ラインアウト出力(取説上では「Line Out接」)の音がそれなりに良いらしいという評判なのも、個人的には注目ポイントでした。

 

 

 

 ラインアウト端子につなぐケーブルは、予算の都合で(笑)無理をせず、オヤイデの「HPC-LL」をひとまず買ってきました。3000円で買えるケーブルですが、スペック上はなかなかのもの。個人的にオヤイデのプラグには信頼感がある、というより、ノイトリックのプラグを信用できないというのが大きい気も(笑)。時期をみてほかのケーブルも試したいと思います。

 

 

 

 いわゆる中華プレーヤーの常としてふんだんに盛り込まれている、比較的微笑ましいツッコミどころを挙げておきますと……

・4.3インチ液晶、タッチパネルじゃない
・別に嫌いじゃないけどノングレアパネル、解像度は低め、視野角も狭い
・画面はローテーションしないので横向きだけ
・背面のデザインはっちゃぁ謎
・赤外線通信端子っぽい窓があるけど簡体字の取説もスルー(上位モデル用?)
・内蔵スピーカーっぽい穴があるけど基板上には何も無いので通気用のスリットっぽい
・microSDカードスロットの右にある穴はリセット(再起動)の穴
・同梱のイヤフォンはなぜかオーディオテクニカ、「ATH-C770」(海外モデルみたい)
・ホーム画面の壁紙(DeskTop)は8種類から選べる
・日本語フォントは漢字以外はいびつな明朝体、当然一部翻訳がおかしい
・再生中のスペアナ表示はリフレッシュレートが低すぎて意味をなしていない
・再生中、長いファイル名はスクロールするけど1秒に2ドットずつぐらいで異様に遅い
・「Auto Shutdown」は機能しない時があるっぽい
・レジューム再生は機能しない時があるっぽい
・microSDカードは中華名にしたがい「TF Card」という(microSDの前身であるTransFlash?)
・ラインアウトでもボリューム、イコライザが反映される……

 
■操作はすべて上面のボタンで
 


 
 物理ボタンで行う基本的な操作は、左端の「再生/一時停止/電源」ボタンが選択の決定、およびファイルの再生・一時停止です。シーソー式の「戻る・進む」(選曲)ボタンは、メニュー操作中はカーソルの移動で、再生中は前後の曲に移動します。長押しすると再生中の曲は10秒単位で早送り・巻き戻しができます。ホーム画面などの基本的なメニュー表示はiPodなどと同じくカラム式の概念で、カーソル操作は上下のみなので、「戻る・進む」ボタンで事足ります。右端にある「ESC」ボタンはメニュー操作でバックしたり、キャンセルしたりするボタンです。ブラウザのバックボタンと同じで、操作履歴を戻るタイプです。1秒程度の長押しで、ホーム画面まで一気に戻ることも可能です。

 「MENU」ボタンは、再生中画面で押すとリピートやシャッフルの設定を行えます。また、ホーム画面の「Explorer」でのみ、ファイルにカーソルがある状態で押すとファイルを削除するかどうかを聞いてきます。デフォで「YES」を選択しているので注意が必要です(笑)。

 さらに、「MENU」ボタンは基本操作における決定ボタンとしても機能します。このため、メニュー操作中は再生ボタン、およびMENUボタンのどちらでも“決定”の操作が行えます。ただし、「Music」の「Directory List」にてファイルを選んだ状態では、MENUボタンを押して決定(=再生)となりそうですが、反応しません。再生を開始できるのは再生ボタンのみです。

 iPodや、多くの有名メーカーの製品と違うのは、各ボタンが複数の機能を兼ねており、楽曲操作専用ではないという点です。「いますぐ再生を止めたい」と思っても、画面が「再生中画面」以外だった場合、再生ボタンは選択項目の決定ボタンとしてか機能しません。選曲ボタンについても同じです。「画面の状態に関係なく、再生中の楽曲をすぐに操作できるボタン」は無いのです。唯一の例外は側面にあるボリュームボタンで、これはボリューム調整専用です。
 
■ID3タグが無効、フォルダ分けとファイル名がカギ

 さて、CK4の運用ですが、以下はファームウェアが「1.00.00.01」の内容です。また、設定項目などをひと通り見たら、表示言語は英語にするのが分かりやすいと思います。以下は英語表示が前提です。ちなみに工場出荷状態では中国語の簡体字表示のため、言語設定にたどり着くまでに一苦労しますが、ホーム画面の一番下の、アイコンでなんとなく分かる「設定」の画面に進めば、上から3番目が言語設定です。

 CK4では、現状、少なくとも私の環境ではID3タグを認識せず、楽曲の再生という部分では、ごく基本的な部分しか利用できません。また、ギャップレス再生には対応していませんし、CK4上でプレイリストを作ることもできないと思います。ID3タグを認識しないのが結構なモンで(笑)、これにより、機能として搭載されているものの、ID3タグ情報からアーティストやジャンルで絞り込むことができず、CK4上での楽曲選択は、ディレクトリからたどっていく方式のみになります。ホーム画面にある「Music」→「Directory List」からたどっていく操作です。もしくはホーム画面の「Explorer」からたどっても同じです。

 ディレクトリ構造自体はユーザーが自由に作れるので、ファイル転送の際に作るフォルダなどがそのまま反映され、たどれるようになります。ID3タグを認識しないので、このフォルダ分けによるディレクトリ構造がそのまま、楽曲選択時の便利さ・煩わしさにつながります。自分の使い方、いつもの選び方を考えてフォルダ分けをすると多少なりとも楽曲やアルバムを選びやすくなると思います。

 ディレクトリ構造の次に問題となるのは、やはりID3タグを認識しないので、タグのトラックナンバーも関係なく、フォルダの中のファイルは、ファイル名で50音順にソートされるという点です。ディレクトリをたどって見ているだけなので振る舞いとしては当たり前なのですが。シャッフル再生以外では、上から順番に再生していくので、ファイル名にトラックナンバーが付加されていない限り、アルバム収録順に再生することはできません。
 

 
:言語設定は「設定」の中、上から3番目 :ホーム画面(英語)

 
 
:ID3タグを読まないので、「Music」では事実上「Directory List」しか使えない。ホーム画面の「Explorer」と基本的には同じ
:ディレクトリ選択の最初。「TF Card」はmicroSDカードのこと

 
 
:ディレクトリをたどるとファイル一覧に。ファイル名に工夫が必要
:再生中画面。この画面以外では一時停止や選曲は行えない。MENUボタンで右にサブメニューが表示される

 
 パソコンからCK4に楽曲を転送する際、自動的に、ディレクトリ構造を指定したりファイル名を変更したりできれば、上記の問題はある程度緩和されます。私はiTunesからの脱却およびライブラリのFLAC化にあたって「MediaMonkey」というソフトを選んだのですが(これはこれで大掛かりな話なのですが)、「MediaMonkey」ではポータブルプレーヤーへの転送時に、ディレクトリ構造を指定でき、ファイル名についてもID3タグなどに登録されている情報を付加できます。これらの変更はパソコン側ではなく転送されるファイルのみに適用されます。私は「ディスク番号#」「トラック#」をファイル名の先頭に加えることで、CK4のディレクトリの中でもアルバム収録順になるようにしています。
 

「MediaMonkey」の「ツール」→「オプション」で該当項目を設定すれば、転送時にファイル名などを自動で変更できる

 
■操作性の難を音質が上回るか

 目立った課題は、ID3タグを認識させる方法があるのか、という点はまぁあるとして、「Setting」→「System Setting」にある「Output Phase Setting」という設定項目が、どういった機能なのかよく分からない点です。

 このほか、購入直後ということで今回はまったく触れていない音質面ですが、すでに分かるのは、背景がかなり黒く、その影響からか、綺麗な音という印象です。イヤフォンの「UE 18 Pro」は中低域が濃密なキャラですし、組み合わせるポータブルヘッドホンアンプの「SR-71B」も、どちらかというと中低域に厚みがあるので、高域が綺麗といわれるCK4は組み合わせとして悪くないのでは、という算段です。少なくとも、パソコン側のFLAC運用体制の受け皿となり得た上で、古いiPod nanoから変えて遜色ないか、それ以上、というのは現時点でも確定的な感触です。

 後は、エージング後の音質に納得して嬉々として使うのか、それとも「やっぱこんな操作性はヤダ」となるのかは、しばらく使ってみた後で至る結論でしょう。音(音質)を楽しむのか、音楽との付き合い方(操作性や運用)を楽しむのか、というのは、中華系プレーヤーに手を出すと顕著になる問題で、線引きが難しいところですね。

 


 
【2011年10月9日追記】
■CK4の音

 ラインアウトに使うオヤイデのケーブル「HPC-LL」と同時に使用を開始したので、聞き始めは、高域のくもりに「こりゃぁアカンかもしれんでぇ」などと不安を覚える……のは毎度のことなのですが、それでもS/N比の性能の高さなど、片鱗は見えていました。

 20時間を超える前あたりから、やはり高域を中心にメキメキと持ち上がり、アンプ、イヤフォンのキャラクターを鑑みても十分な、綺麗な高域が出るようになりました。前述のS/N比やジッター除去などが効いているのか、目の覚めるような、明るく見通しの良い、シャープな中高域に思わず笑みがこぼれそうになります。

 直挿しなら、相対的に低域が淡白に感じられるかもしれません。私は、アンプとイヤフォンのキャラクターを決めた上で選んているので、低域に余分な“盛り”が無いことはちょうどいいともいえます。

 一方で、曲の収録状態などにもよりそうですが、高音のピーク時にわずかなノイズが乗る場合もあるようです。詳しく検証していないので原因は特定できていませんが、過剰な期待は禁物といったところでしょうか。もっとも、操作性からして誰にでもオススメできるものではないのですが……。
 

UE 18 Pro 届きまして

 


 
 前回書いた通り、耳の型と自作の注文用紙をEMSで送ったのが6月17日でしたが、ちょうど3週間後となる7月8日に自宅に到着し、不在だったため再配達で7月10日に手にすることができました。

■届くまで

 注文にあたっては、Webから注文せずに、耳の型と一緒に注文用紙を添えてUEに送るという方法を採用しました。注文用紙には、Webサイト経由で注文していないことと、UEへのカスタムイヤホンの発注は初めてであることを記し、Webサイトの注文ページにある注文者の名前や色、コードの長さなどの項目を書き添えました。このほかは、クレジットカードの名義と番号、有効期限を書き、クレジットカードの名義の住所と、発送先の住所(私はどちらも同じにしました)、メールアドレスを書きました。

 今回のケースを時系列でまとめてみると、私が日本から、耳の型と注文用紙をEMSで発送したのが6月17日で、EMSの通知サービスによると先方に到着したのが6月21日でした。その後、6月24日付でクレジットカードの決済が行われていました。ちなみに送料を合算したUEからの請求額は1415ドルです。

 UEから私宛ての初めてのコンタクトとなるのは、7月3日に送られてきたEメールで、内容は要約すると「イヤホン完成した。住所はコレでいい?」というもの。問題ない旨を返信すると、7月7日にFedexからトラッキングナンバーがメールで送られてきました(発送自体は現地時間で7月6日に行われていました)。その後は自宅に届けられるだけですが、さすがに送料が高いだけあって(?)通関もすごく速いようです。実質3日ぐらいで届いたことになると思います。自宅は都内ですが、Fedexの配達の代行業者は西武運輸でした。関税などは、コンビニとかで払える払込用紙が別途郵送されてくるタイプです。

 
■色をちょっと変更

 今回の注文では色を独自にオーダーしたかったので、Webサイトでサンプルとして出ているものではなく、「Translucent Turquoise Blue」と勝手に指定してみました。もっとも、こういうフルカスタムのイヤホンは基本的になんでも指定できる、というものだとは思いますが。どんな色になるのかちょっとドキドキしていましたが、Turquoise(ターコイズ/トルコ石)という名前に忠実な色に仕上がっているようです。Turquoise BlueのBlueに込めたニュアンスとして、勝手な想定ではもう少し青みがかっている予定だったのですが、製品を見るに単にTurquoiseとして用意されている色が採用されているんだと思います。緑系の半透明なので見た目は翡翠を連想させ、どこかの遺跡から出土したようなオリエンタルな雰囲気と言えなくもない感じでしょーか。

 「UE」のロゴに関しては、「可能なら、ナシで」という内容を注文用紙に書き添えていましたが、不可能だったようです(笑)。ロゴは目立ちそうだったのでナシにして欲しかったのですが、実際は内部の金属パーツがけっこう見えており、ロゴのメッキは思っていたより目立たないようです。ちなみにロゴは内部の層に描かれているため、使っているうちに削れてしまうことはなさそうです。

 

 

 
 

 
 
■聞いてみる

 装着感や音はひとまず正常で、初期不良はなさそうです。シリコンではないため、これまで使っていたカスタムイヤーピースと比べると少々“硬いモノ”という感じはありますが、フィットしているので圧迫感はこれまでとかわりません。ただし、カスタムイヤーピースと比べて先端がより奥に伸びている印象です。付属のケーブルはUE 18 Proになってから変更されているとのことですが、柔軟性はかなり高く、微細な模様もあってアクセサリーのチェーンのようです。メモリーワイヤーは金属製のワイヤータイプなので、毎日使うと多分1年ぐらいで折れるのではないでしょうか(笑)。その頃にはALOのケーブルでも買いたいと思います。

 届いた直後ということもあり、音に関して全体像を書ける時期ではないですが、少し聞いただけで「ここは明らかにすごい」という点を局所的に挙げるとするならば……音の重なり・積層感とでもいいましょうか、とにかく音ごとに細かく分離され、かつシャープで、生っぽさもあるという点です。オーケストラ構成の曲では、よくぞここまで! といった具合で、隅っこの木琴/トライアングル/シンバルなどがチョロチョロ鳴っている様子がずっと、しかし埋もれずに確実に聞こえます。そういった些細な音まで画面の端に捉えながら、なおかつ全体を見渡せる解像度や分離性能はさすがだと思いました。人の耳(+脳)は“聞き分ける”ということができるため、マイクと違い、ひとつの音をリアルタイムに選り分けて“注目”することができます。通常はそうすることで繊細な音を追いかけられますが、UE 18 Proではそうした注目するぞという意識の外から繊細な音が届くため、次々に細かな音に気付かされる、というイメージです。

 低域の深さ・質も分かりやすい点で、triple.fi 10 Proと比べると、同じ低域に到達するまでに描かれる質が違うというイメージです。中域がしっかりとしているUE 18 Proのほうが、よりバランスがとれていると言えそうですが、一般的に考えてUE 18 Proはけっこう低域が出ている部類だと思います。また、UE 18 Proでは非常に深い低域まで描かれるので、こういった点は先の分離性能と合わせてさすがにフラッグシップらしい豪華なイメージです。

 逆に少々難しそうな臭いが漂うのは、中域における低域寄りのあたりで、ソースによっては濃密なボーカルが楽しめ、違うソースではややふっくらとした感触でもあり……。このあたりの味が、分析的過ぎないとされるUE 18 Proの方向性をなんとなく示している気がします。エージング(バーンイン?)が進んでも傾向が変わらなければ、アンプ、ケーブルなどでびみょーに調整してみたいところです。

 音像に関しては、存在感がデカい、というのが印象的です。イメージとしてtriple.fi 10 Proの音像の存在感がソフトボールぐらいだとすると、UE 18 Proはバレーボールぐらいでしょうか? いや強引で無茶な例ですけども。空間の広さとは別に、中央に定位するようなメインキャラクターの存在感が大きい印象で、これがよく言えばパンチ力、悪く言えば圧迫感につながるソースがあるかもしれません。私はライブなどのステージモニターとして使うアーティストではないのでアレですが、本来の用途を考えるとこういった音像の存在感の大きさは大切なのかもしれません。

 空間の広さは、十分に広かったtriple.fi 10 Proと比べても大きく変わらず、加えてやや上下の空間を意識させる立体感に近い感覚もあります。

 聞き始めは、高域がやや奥まっておとなしい感じでしたが、数時間鳴らすと前面に出てきてキレてきました。本体とケーブルの同時進行なのでアレですが、諸々ゆっくりと楽しんでいきたいと思います。
 

UE 18 Pro を注文

 


 
 UEのtriple.fi 10 Proを購入したのが2007年4月なので、3年以上使い続けてきたことになるのですが、その間にポータブルヘッドホンアンプを買い替え、Null Audioのtriple.fi 10 Pro用ケーブルを買ったり、据え置きのヘッドホンアンプを買い、HD650にALOのケーブルを付けてみたりといろいろやっていたせいか、ポータブルのイヤホンが少々物足りなくなってきました。

 そこで、今回初めてフルカスタムのUE 18 Proをオーダーしてみました。もっとも、triple.fi 10 Proでは当初からカスタムイヤーチップを使っていましたから、オーダーメイドのイヤーチップによる遮音性製の高さや高次元なフィット感という部分はそれなりに体験していたつもりですので、今回の目的はオーダーメイドによるフィット感を求めてというより、根本的な部分(つまり本体)をハイエンドモデルにアップグレードする、ということになります。ま、いつかはたどり着くだろうなと漠然と考えていた選択肢ですが、最近ではJH Audioのフルカスタムモデルが国内で注文可能になったりと、環境整備も徐々に進んでいる様子。私は、レビューなどで音的になんとなくの概要をつかみ、一手間かかりますが個人輸入のUEを選んでみました。

 耳の型(インプレッション)はいつものように須山さんにて。前回は3年前ですから覚えていないかと思いきや、覚えていてくださってちょっと恐縮でした。イヤーチップを製作するわけではないので、型が固まったら箱に入れてその場で渡してもらえます。30分程度で終了しました。

 郵便局の国際スピード郵便(EMS)で発送したのが6月17日で、先達の様子だと3週間~1カ月程度で届くようですね。実は今回、先のヘッドホン祭りの会場にて、Music TO GO!のささきさんに注文時のノウハウなどを直接聞き、アドバイスを頂けたので、それに習ってWebから注文せずにオーダーしました。いずれにしても、注文方法に関わらず、懸念すべきは色の指定などカスタム要素の部分なのですが……まぁうまくいくかどうか分かりませんが、結末はいずれお伝えしたいと思います。