XRGB-3にキャプチャー機能

 


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 マイコンソフトのブログで予告されていたように、破天荒なアップスキャンコンバーター「XRGB-3」に静止画キャプチャー機能が登場しました。2010年に入ってからのUSB接続を使ったあれやこれやでは、主に基板とかの信号調整を行える「映像信号調整TOOL」が提供されていますが、同じUSBを使った機能として、XRGB-3で処理中の画面を静止してパソコンに取り込めるのがキャプチャー機能です。

 キャプチャー機能は「映像信号調整TOOL」の追加機能といった形になっており、XRGB-3の紹介ページにある「特殊機能」コーナーで提供されています。今回のファームアップではキャプチャー機能の実装に伴いUSB転送プロコトルを変更したとのことで、以前のファームアップツールがそのままでは使えなくなるなどの留意事項もあります。そのあたりはしっかりと目を通しましょう。キャプチャー機能は、FPGA_BANKのB2を使います。

 さっそく使ってみましたが、速くないとは書かれていたものの、確かに速くない!(笑) 本体はキャプチャーのことなど1ミリも考えずに設計されているわけですから(映像の静止機能はあるけど……)、その強引さたるや想像に難くないところ。ひとまずは常用環境で試そうと思い、XRGB-3側の設定のスクリーンサイズは1280×1024ドットで試しましたが、キャプチャーの取り込みには数十秒かかるといった塩梅でしょうか。じわ~っと徐々に取り込まれていく様子をしばらく眺めることになります。XRGB-3の映像はキャプチャーが終わるまで止まっていることになりますが、当然ゲームは進行します。家庭用ゲームなら一時停止できますが、基板ゲームはあまり時間的な余裕はありません。ラスボスの特殊な攻撃のシーンが撮りたい! なんてことになれば、時間と集中、努力の末にたどり着いてここぞというシーンで画面を静止、残機がドンドン死んでいく中でキャプチャーの完了を待つことになります。

 ちなみに、ファームアップによりDot by Dotモードには新たな項目が追加されており、この中から「x1」を選べば、拡大無しで等倍表示が可能です。スクリーンモードが1280×1024だったりすると画面中央に小さく表示されるため、ゲームをプレイするには向きませんが、このモードでキャプチャーすれば、上記のようなオリジナルの解像度(多分)の画像を取得できます。「x1」では取得する解像度もゲーム画面分だけになるので、キャプチャーにかかる時間は比較的短くて済みます。

 キャプチャーボードがある人には特にピンとこない、この静止画キャプチャー機能ですが、RGB 21ピン入力で、基板の映像をオリジナル解像度でキレイに残したい、という場合なら重宝するかもしれません。
 

CPシステムII 電池交換

 


 
 前回はCPシステムII(CPS2)基板システムのマザーボードについて、業務用のうるさいファンを静音ファンに取り替えましたが、順当に今回はゲーム基板に取り付けられている電池の交換を行ってみました。

 詳細はめんどうなのでザクっと割愛しますが、CPS2のゲーム基板側にはプログラムの暗号化に絡んだ電池が搭載されており、これが切れるとゲームが動かなくなります。電池が切れた場合はメーカーに修理に出しますが、噂によるとかなり高額になる模様です。CPS2のゲームタイトルは1993年~2003年に発売されていますが、1996年前後がピークで、私が購入した「19XX」「虹色町の奇跡」はいずれも1996年のタイトルです。つまり、単純に考えてすでに14年が経過しており、電池切れの心配が出てくる時期だと思われるのです。もっとも、電池を消費するロジックがどうなっているのかによるでしょうし、これまでの基板の稼働時間にもよると思いますが、可能ならこの不安を解消したいところです。
 


 
 電池はマクセル、東芝あたりの業務用電池が使われているようで、今回、電池交換の被験体として2100円で買ってきたCPS2のゲーム「QUIZなないろDREAMS 虹色町の奇跡」では、東芝の「ULTRA LITHIUM ER3V」が使われていました。製造年月は記号のみで素人には判定できません。ちゃんと遊ぶ用で買った「19XX」はマクセルの「SUPER Lithium ER3」でした。このマクセルの電池は製造年月が印字されており、1994年の1月となっていました。19XXの発売より2年も前ですが、一括で大量購入していたのでしょうか。

 問題なのは、これらの初期搭載の電池は基本的にOEM向けで入手困難、または買えても価格がちょ~高いという点です。マクセルのリチウム電池や、東芝のもOEM向けが基本で、かなり探さないと入手できず、あっても価格は1個2500円とか。

 これら初期搭載の電池は1/2 AAサイズで3.6Vの塩化チオニルリチウム電池と呼ばれるものですが、CPS2用の安価な交換用電池としてネット上でしばしば紹介されているネクセルの青いヤツ(1200mAh)は、私が探している時はどこも在庫切ればかりで入手できず、同じネクセルでも在庫のあった容量800mAh版は耐用年数という面でちょっと選択したくない感じでした。せめて初期搭載電池と同等の1000mAhは欲しいところです。
 

 
 
 そこでいろいろ探していたのですが、どうも秋月電子の通販で「バックアップリチウム電池」として扱っている電池、「ER14250H」(GMB製 3.6V 1200mAh)が代替電池となりそうなスペックだったため、この電池を購入してみました。価格はネクセルの青いヤツのさらに半額、1個200円と不安に憶えるに値する安さです(笑)。GMBのWebサイトにあるスペックシートを見ると分かりますが、塩化チオニルリチウム電池(lithium-thionyl chloride batteries)となっており、とりあえず3.6Vなので初期搭載電池の代わりになりそうです。まー電池は詳しくないのでこのタイプはこんなもんなのかもしれませんが。秋月電子の通販ではこのほか、リード付き電池ボックスも購入してみました。電池ボックスにしたのは、今後の電池交換が楽なのと、取り付け時の作業で神経質にならずに済むからです。
 

 
 ハンダ作業的には、狭い場所ではないため難しい部分は無く、ハンダ吸いとり線でハンダを除去して初期搭載電池のピン端子を抜いて、電池ボックスのリード線をハンダ付けするだけです。電池の端子の接触が繰り返されるとアブナイ、という説があったため、ハンダ吸い取りからピン端子引っこ抜きまではなるべくササっと済ませたいところです。電池ボックスの裏はフラットだったので、両面テープで基板上の開いている場所に貼りつけました。念のためその場でテスターで確認しましたが、3.6Vを少し上回る電圧が確認でき、取り付け作業自体は問題無い様子。準備や手順をしっかり考えておけば、これらの作業は10分程度で終わります。先達の例に習って30分ほど遊んだ後、1日たってまた起動させましたが、特に問題は無く動作しています。
 

割腹は自己責任なんだからね!

 
※マザーボード、ゲーム基板ともにカバーを開けるとメーカーのサポート対象外になります。すべての作業は自己責任となります。
 

唐突に基板ライフ

 


 
 こんなことをしでかしているように、漠然とゲームセンター/アーケードへの憧れみたいなものは漫然と持ち続けているのですが、会社のゲーム系部署から出た廃棄品の中に、パーツの抜けた「ボードマスター」を発見してしまい、自宅に設置する場所など無いにも関わらず「俺が拾わねば誰が!」 と引き取ってしまい、連休を利用して復旧作業に勤しんでみました。

 捨てた担当者いわく「どこか線が切れてるかも」ということでしたが、電源などは基本的には壊れていないだろうとのこと。拾った時は、プレイ用の2レバー12ボタンのうち、ボタンが1P、2Pそれぞれ2個ずつ付いているだけで、レバーはナシ、さらに本体上カバーを固定するネジが1個もナシ、という状態でした。もちろん映像ケーブルやハーネスも無し。

 まずはヒューズを確認したところ、4つのうち1つが切れており、これが線が切れているという原因らしいので、同サイズ、同アンペアのガラス管ヒューズを調達。外装を止めているネジはパソコンのCDドライブなどに使うミリネジで代用できたため、それで解決。レバーはなぜか予備(?)が1本手元にあったので、それを装着しようとするも、コンパネにレバーを固定するネジが無い……普通は別途購入するようなものではないのでどういうタイプのネジが分からなかったものの、トライの店員さんが「筐体内部ならほとんどの場合、M4というネジ」とアドバイスをくださったので、島忠にて長さの合う「M4×15mm」と、念のためM3とM3.5という太さ違いのネジを購入し、やはりM4がアタリで事無きを得ました。

 足りないレバー、ボタン類を揃えるのは、ちゃんとボードマスター自体が動作することを確認できてからにしようと思い、ボードマスターと基板を接続する中間ハーネスの製作を、ボードマスターを扱っているマックジャパンさんに依頼しました。せっかくなので、なんとなく今後買いそうなCPシステム2(CPS2/CP2)のキックに対応したものを依頼しました。ボードマスターの動作の結果次第ではいきなりハーネス自体が無駄になる可能性もあり、ちょっとリスキーでしたが……製作自体は1日で行ってくれました。テスト用の基板として3000円と最低価格帯のもじぴったんも購入しました。トライではミスタードリラー2がジャンク扱いで1000円でしたけど。

 で、結果は無事動作! ということで、改めてマックジャパンに赴き、足りないレバーとボタン、21ピンRGBケーブル、基板を購入してみました。レバーのボールとボタンはすべて黄色で統一してしまったのは、これまでの所業からなんとなく予想できるわけですが、なんなんでしょうね。ナムコカラー? ちなみにボードマスターには底面にスピーカーが2個付いており、モノラルですが、なかなかちゃんと聞こえるのでこれは嬉しい誤算でした。

 21ピンケーブルはXRGB-3に接続するわけですが、まずXRGB-3の設定で「V同期ロック」をオフにしないと、表示されませんでした。続いて、上部が波打った状態で歪んでいたので、「AFCレベル」を手動で調整すると、ちゃんと表示されるようになりました。

 ちょっと発色というか輝度やコントラストがXRGB-3+液晶モニターに微妙にマッチしていないのは、中古で買ってくるような90年代の基板はブラウン管での表示を念頭に開発されているからでしょうか? XRGB-3の設定で調整してもいいですが、液晶モニター側、あるいは基板側でコントラストや輝度を調整できる場合はそちらのほうがいいのかもしれません。 XRGB-3の21ピン入力終端設定で220オームにすると白飛びが無くなり、正常な表示になりました。
 
■19XX

 もじぴったんはテスト用として買いましたが、改めて買ってきたのはカプコンの「19XX」です。世間的にはふつーの縦シューティングなのですが、たいしてゲームが上手くない自分にはちょうど良い塩梅のタイトルで、10年ぐらい前はスポランに行く度にプレイしていました。音楽もナニゲに気に入っていたりします。スポランがセガに変わってしばらくしたら店頭から無くなってしまったので、買わんとなぁ、などと漠然と思いを馳せていたタイトルでした。

 その19XXですが、アーケードの縦シューなので画面は縦置きが当たり前、90度回転モードなどあるはずがございません。XRGB-3にそういうモードあるかも? なんて思ってましたが、まぁ仕組み的に難しく、そんなモードはありません(エイプリルフールのネタになってました)。XRGB-3を接続している液晶モニター自体が比較的容易に90度回転できますが、置いてる場所が上下に余裕が無く、回転させられません(笑)。隣のサブの液晶モニターならできますが……。

 なので21ピン接続はおいといて、ボードマスターに搭載のRCAの映像出力端子にて、6インチのブラウン管を縦置きにしてひとまずプレイ。ふつうにプレイできますね……というかブラウン管は本物臭くていいですね(笑)。

 


 
■マザーのファンを交換

 さて、19XXはCPS2というシステム基板対応タイトルなので、CPS2マザーボードの上にカセットよろしくゲーム基板の入ったケースを重ねるわけですが、マザーには耐久度重視でゲーム基板側もまとめて冷やすファンが付いており、これが卓上掃除機を動作させているぐらいの爆音です。筐体の内部に設置すると気にならないということですが、生で置きっぱなしの基板ライフではちょっとありえないデシベルなので、これを偶然店頭で見かけていた私は先達の所業を事前に調査。60×60×15mmのサイズがジャストサイズということなので、これの超静音タイプのファンを購入し、T20のトルクスドライバーでマザーを開けて(保証対象外の行為ですヨ)ファンを交換しました。ファン自体はハメ込まれているだけで固定のネジなどは使わないようです。音は卓上掃除機からドリームキャストぐらいになり、現実的なレベルです。しばらく動作させてもファンからの空気は常温程度で、家庭で使うならこれで十分そうです。あとはゲーム基板側の電池交換ですが、これは手頃なタイトルを買い、それでテストしてから臨みたいと思います。
 

raid=gig

 


 
 その昔原宿にRAID=GIGというTシャツを主に扱うお店がありまして、当時、Nendoブランドの新作(復活作)が登場するという情報をファミリートレーダーズ経由で知り、お店を訪れたところ店内に「ナイトフラグス」(ソフトカバー仕様)が置いてあり、うっかり「コレ、ソフトカバー仕様で私も持ってます」と発言してしまったあたりからかれこれウン年間、店主とは親しくさせて頂いてるのですが、原宿、明大前、オンライン専門と変遷してきたRAID=GIGが高円寺にて

 “Cyberpunk videogame bar” raid=gig

として新たにオープンしました。

 開店準備を手伝わせてもらったこともあり、店内の様子を写真に収め、Flickrに掲載しました(スライドショー)。住所や地図などもそちらに掲載しています。バー形態の飲食店なので、メニューはビールやカクテル、ソフトドリンクなどで、軽食なども扱われる予定です。Flickrの写真には写っていませんが、ボードゲームもいくつか常備されており、大きめのテーブルでボードゲーム、カードゲームなどが楽しめます。ゲームの類は持ち込みもOKなので、お気に入りのタイトルで盛り上がるのもよろしいかと思います。

 営業開始時間はだいたい18時~で、閉店時間は平日で終電の頃まで、週末はもう少し遅くまで、といった感じのようです。メニューも含めて、今後公式Webサイトで詳細が案内される予定です。高円寺駅南口から徒歩4分とアクセスも良いので、友人と一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。
 

Wii用にキーボードを

 
 Wiiでモンハンをやるためのハードその2としてキーボードを買ってきました。USBのふつーの日本語キーボードを持っているならわざわざ買わなくていいと思いますが、まず家にあったUSBの英語キーボード(Cherryの安いメンブレンスイッチのやつ)をつなげたところ、まったく認識せず。日本語キーボードとして唯一持っていた、ビーマニ用として出ていたコナミロゴの付いたテンキーレスのコンパクトタイプは、打鍵感が微妙にガサついて押しにくいので、いいかげんにちゃんとしたのを買おうかと思いました。そう、ふつうの日本語キーボードがウチには無かったのですよ。

 よくよく考えるとPS3もXbox360もチャットの必要性に迫られていなかったので、そういう意味でもちゃんとした日本語キーボードを用意する機会はなかったのですが、英語キーボードならバリエーション豊かな予備が5、6本あるものの(USBは前述の1本だけですが)、日本語キーボードはその場しのぎに使うコナミロゴのやつだけ。パソコンなら英語キーボードでもドライバ変更で問題なく使えますが、ゲーム機だと、仮に英語キーボードを認識しても基本的なキャラクターキーが入力できるだけで基本的にツライ感じになるのが、お決まりのパターンです。

 しゃぁねえなぁとしぶしぶ日本語キーボードを探したわけですが、ゲーム機用ということでやっぱり使わないときはしまったりどかしたりするので、できればコンパクトで軽量なタイプがよろしいかんじ。なのでガチなメカニカルキーボードは除外して、比較的押しやすい、ノートパソコンと同じパンタグラフでキートップを支えるタイプのキーボードに絞り、だいたい5000円以下かなぁと考えながらネットをうろうろして見つけたのがエレコムのキーボード「TK-FCP004」シリーズです。

 

 
 正確にいうと、発表時にちゃんと写真をチェックし、おッ と思っていましたが、買う必要がなかったので存在を忘れてました。5000円以下の普及価格帯では珍しいポイントを羅列すると、比較的綺麗なデザイン、カナ印字無しでスッキリしたキートップ、ヘンな付加機能(メディア操作など)を個別キーにせずファンクションキーとのコンビネーションにした、大きい会社なのに社名のロゴ(ELECOM)が無い、というあたりでしょうか。ヨドバシで3980円でした。

 キートップの印字はシルクスクリーン印刷でコスト的には妥当な選択ながら、昔のプラモのデカールのようでガン見すると微妙です。カナ印字無しタイプであることに加えて、「無変換」キー、「半角/全角」「カナ/ローマ字」キーなどもアイコンやアルファベットで印字されているので、ぱっと見は英語キーボードのようで、私のように英語キーボード常習者には向いているかもしれません。

 写真で後ろに写っているフルサイズの英語キーボードと比べると分かりますが、機能的にはフルキーボードながら微妙にコンパクトタイプなので、カーソルやDeleteキーなどはキャラクターキー側のエリアに統合されています。PageUpなど一部はファンクションキーとのコンビネーションになっています。本当の意味でのフルキーボードの配列になれている人には、チャット+αぐらいのつもりで使うのが吉です。

 キータッチは早い話ノートパソコンみたいな感じで、とくに語るべきところはありません。テクテクテクと小さなラバードームによるクリック感で、パンタグラフなのでキートップの端でも押しやすいです。

 モンハン3での利用ですが、チャットで問題なく使えます。Wii推奨のロゴを取得しているキーボードというのは、現在のところロジクールの2製品しか存在しないのですが、エレコムやサンワサプライは独自に調べて、動作確認結果を公開しています。店頭ではWiiでの動作とは関係無い部分で迷いましたが、結果的には、エレコムの動作確認一覧ページでチェックしていたのも大きいと思います。

 ちなみにキートップのデザインはMacBookやType Pみたいですが、どちらかというと、私も一時期持っていた「Apple Desktop Bus Keyboard」(Apple II GS Keyboard)が一番近いと思いました。