歩みを止めずに

 
 3月11日の東北太平洋沖地震で、いろいろと状況が変わってしまいました。私は都内に勤務・在住でひとまず無事で被害もありませんでした。今は亡くなられた方に祈りを捧げるとともに、一人でも多くの方が救助され、被災者が健康を取り戻し、被災地が復興することを願っています。

 物理的な被害という意味では、東北・北関東と比較すれば軽微だった都内ですが、輪番停電での混乱や、福島の原子力発電所の問題に対する不安などもあり、いまだに先行きがよく見えない状況です。私も、週が開けた14日、15日と、通勤せず自宅で仕事をしています。各自が自宅で作業を行っても、致命的な業務の停滞が起こらないのは幸いな点ではありますが。

 さて、幸運にも自宅や身体が被害を被らなかった私は、計画停電や交通機関の乱れなどで多少の混乱が残るこの状況をどう過ごしていけばいいのでしょうか。そして、同じ日本国の人間として、被災者、被災地の復興にどう貢献できるのでしょうか。

 私が考える、私の貢献とは、これまので私の日常をなるべく早く取り戻す、というものです。

 寄付、物資、人道支援など、さまざまな方策がありますが、特別に裕福でもなければ、特殊技能を持ち合わせているわけでもない、著名人や権力者に有力なコネクションを持っているわけでもない“一般人”の私は、以前の私の日常を心身ともに取り戻すことが、復興につながると考えています。

 遠回りで、概念的かと思われるかもしれません。しかし私は、経済を元に戻し、なおかつ、これまで以上に活力を得ることこそが重要だと思います。寄付による直接的な支援が重要なことは言うまでもありませんが、ヤマの中のチリ(1000円を赤十字に寄付しました)程度しか提供できない私にとって、寄付とは、方向性を自分で確認するという意味が大きいのです。私の考える本質的で持続的な貢献とはやはり、経済を回転させるそのコマのひとつとなること、日常の歩みを止めないことだと思っています。

 寄付がチリ程度であるのと同様、私の経済への貢献も、経済全体からすればまたチリ程度のことかもしれません。しかし経済活動での貢献であれば、寄付のように私の生活から特別に拠出するのではなく、これまで通りの生活を取り戻すことで、無理なく持続的に貢献できると思うのです。

 寄付などの直接支援によって、短期的には物資や仮設住宅、生活支援などが行われ、今後はインフラや道路・施設の整備といった本格的な復興も行われます。しかし長期的な――地域によっては街ひとつをまるごと再建する必要がある――被災地の復興の礎とは、ほかでもない、私たちの日常が生み出す経済の力でしょう。

 話が少しそれますが、自衛隊による救援活動もかなりの勢いで行われています。日常生活ではあまり馴染みがない人たちとはいえ、この超がつくほどの優秀な人・組織は、知らない国からやってきたのではなく、私たちの国力でもって、備え、維持してきた、まぎれもない、私たちの日常が持つ“力”なのです。

 
 被災地の人が日常を取り戻せたとしても、職が無い、(首都圏でも消費される)米・魚介類が売れない、観光地に人がこない、勤務先の工場がちゃんと回っていない、という状況だったとすれば、本当の復興とは呼べません。

 ゆえに私は、「不謹慎」という言葉を恐れず、いつものように消費活動を行い、娯楽をたしなみ、やがておとずれる復興後のかの地を笑顔で訪ねるのが、あるべき姿だと思っています。私たちが必要以上に日常を萎縮させれば、被災地が元に戻り、被災者は喜ぶのでしょうか。私は被災者と直接連絡をとったり意見を聞いたことはありませんが、被災者の心理や感情を根本的に理解するのは難しいと考えています。その努力と配慮はされるべきですが、袂が分かたれているのであれば、私は私の信じる歩みを進めるのが、被災者に貢献できる近道だと思っています。

 善意にはいくつもの形があり、そのいずれもがやはり、それぞれの善意から出たものでしょう。非人道的な犯罪予備群でない限り、善意が最終的に到着する地点は違っても、被災の状況に皆が心を痛め、皆が何かできないかと考え、行動していることは間違いないのです。ある人は、ネットで積極的に情報収集し、情報の拡散に努めていますし、ある人はTwitterで普段と変わらずバカなことをつぶやいている。今の時点で、誰かが誰かの善意を、正しい、間違っているとどうして決められましょう。そうした判断は、復興後に次への反省として行われればよいと思います。

 
 実は最近、自動車が欲しくなって、いろいろと調べたりジュネーブ・ショーのレポートを読んだりしていました。駐車場代の捻出もままならない無計画な生活では実現性は怪しいものですが、お気に入りの自動車を買って、東北に旅行に出かけ、旅館で美味しい物をたくさん食べて帰ってくる、というのがひとまずの目標でしょうか。普段は旅行なんてとんと興味の無い人間なんですけどね。

 世界中から、「日本とともにある」という温かいメッセージが届いています。私もまた、被災者とともにある、ということを、何年もかけて示していければと思っています。
 

20091231

 
 みなさま、2009年はたいへんお世話になりました。リケーブルやイヤホン、ヘッドホンアンプなどの話題で当サイトを訪れてくださる方が多いようで、マイナーなジャンルの話題をみなさまと共有できたことは嬉しく、ちょっとした励みにもなりました。つたない感想が役に立っているなら幸いです。2010年もよろしくお願いします。
 


 

キムボール

 


 
 野方でナニやらおもしろそーな「キムボール」なるものが売っていると聞いて買ってきました。と書くと出かけて買ってきたようですが、ぶっちゃけ前をよく通るのでオープンしたときから店の名前は知ってましたが、何かはわかってませんでした。

 同じテナントの以前のお店( 場所 )がキムチ専門店だったので、新しい店が「辛旨!キムボール」ときて、これはたこ焼きの中身がキムチになっているに違いないと勝手にぼんやり考えていたのですが、ちょっと違います。ちなみにお店の人もまったく別です。ブログにてオープンまでの試行錯誤とぶっちゃ系の話題が綴られていますが、公式には「キムチ風味のボール状の食べ物」。ひとまずは味を語り、野方に巣食う者として応援したいところです。ちなみに3~4席程度だと思いますがイートインコーナーもあります。

 まずは注文ですが、個数、ベースの生地の味、トッピングの種類、タレの味、マヨネーズの味を選べます。個数は5個入り、8個入りが選べます。生地の味は、ふつう、辛めから選びます。「ふつう」は辛味の無いプレーンな味で、辛めは豆板醤と唐辛子(だったと思う)が入っていて、後味に少し辛味が残る、韓国料理風の辛味です(1個だけ試食として頂けたのです)。

 トッピングはネギ(輪ネギ)、のり、キムチ、納豆、チーズが選べ、組み合わせも可能です。タレは醤油系、お酢系の2種類。最後のマヨネーズは、ノーマル、青のり入り、唐辛子入りの3種類から選べます。これだけでもなかなかのバリエーションになりますね。
 

 

 
 さて私は、5個入り(250円)でふつう味のキムボールにネギ(50円)とのり(50円)をトッピングして注文しました。タレは醤油系、マヨネーズはわがままをいって3種類を細々と入れてもらいました(笑)。

 味はチヂミをボール状にした塩梅で、これまた過去には「こんにゃく、コーン、たくあん、ネギ、揚げ玉を特製キムチダレで焼き上げた、ま~るいチヂミ」とも説明されている模様。たしかにチヂミがボール状になっているのは面白いですし、表面はカリっと焼き上がり、中はとろみのあるチヂミの中身(?)のような味で、キムボール単体で楽しめるほか、トッピングを受け止める懐の深さでバリエーションも楽しめる感じです。

 野方名物となる日がくるのか!? 興味深いところですが、価格も手頃ですし、いろいろな味やトッピングをしばらく楽しんでみたいと思います。

 【追記】 2010年1月からは「おでんBAR」、4月頃からは「串揚げBAR」となっており、メインのメニューは流動的なようです(笑)。
 

イタリアンレストラン 「ラ・ペスカ」

 


 
 とある雨の降る休日に茨城県は守谷のへんにあるイタリアンレストラン「ラ・ペスカ」に行ってまいりました。行ったというより誘われてくっつていっただけですが、東京駅からバスでちょうど1時間ほどゆられると最寄のバス停に到着できました。

 いつもいつもたいへんおせわになっているフルヤさんが美容師の人とよく行くということからつながり、ANIさん(この日は一家で)が参加のお店の人との打ち合わせ系寄り合いに突如私が参加するという、なかなかの外様っぷりだったのですが、せめてWebサイトがらみのPR方法などでなにかお役に立てれば、というところ。写真も何点か提供させていただく予定です。

 さて、いきなり茨城のイタリアンレストランに夕方に赴くことになって驚いたのは当の本人も同じなのですが、とてもおいちぃ! カルパッチョってどこの部位? などなど知らないことだらけでお恥ずかしい限りですが、最後のデザート、コーヒーまでぬかりなしですぞ。都心なら1.5倍以上の値段でも納得の味だとおもいます。素材もダシ(?)も炒めも焼きも、一同が絶賛しながらの楽しい時間でした。
 
■場所など
茨城県つくばみらい市絹ノ台3-32-3
定休日:火曜日・月1回臨時休業
営業時間:ランチ 11:30~14:00(LO)  ディナー 18:00~20:30(LO)