トレジャーフェスタ in 神戸5

産婦人科M 「love me / 式波・アスカ・ラングレー」
産婦人科M 「love me / 式波・アスカ・ラングレー」

 「トレジャーフェスタ in 神戸5」に行ってきました。いつものように個人的になんとなく気になったものを取り上げていますので、造型業界の話題とはズレているところがあるのはお忘れなきようお願いします。

 トレフェス神戸は、東京の有明で開催される会と比べるとディーラー参加数はやや少なく、一般参加もまた少なくなることから、新作ラッシュで大賑わい、とまではいかないようですが、参加者視点では展示自体は適度な混雑でじっくりと見ることができました。

 夏のワンフェス(2013夏)は諸事情により行けなかったので、個人的にはリベンジのような感覚で、羽田←→神戸の飛行機で日帰り往復という行程でした。朝5時に家を出て9時前には到着したので待機列に2時間ほど並び、14時過ぎには会場を後にしました。神戸滞在は7時間程度で神戸空港から3駅の会場を往復しただけというジェット行程で20時ごろには帰宅しましたが、観光の趣味は希薄なほーなので本人的には楽しんでおりました。

 で、会場ではPOLY-TOYSさんにて、前回のトレフェスの記事でも触れていた「1/35 動物と遊ぼう」を購入。開場してすぐの段階で、当日版権に関係ない(Webサイトでも買える)作品を購入というのはなんか違う気がしましたが(笑)、ついでに同じく1/35のオリジナルで新作の「夏の風物」について伺ったところ、次の有明(トレジャーフェスタ in 有明10)で出す予定、とのことでした。

 会場ではほかに、TAIL-SLAPさんがオリジナルの小物として出品していた塗装済み完成品「ハロウィンいるか」を買いました。家で開封したら自立しなくて、ありゃ? とか思いましたが、実はカボチャの下にマグネットが仕込まれていて、鉄板などにくっついて自立する仕様でした。帽子をかぶって羽の生えたイルカというのもなかなか珍しいといいますか、たまには季節イベントっぽいアイテムもいいかなと思いまして(笑)。

TAIL-SLAP 「ハロウィンいるか」
TAIL-SLAP 「ハロウィンいるか」

 見て回って印象的だったのは、これまでオリジナル作品で独特の世界観を醸し出していた産婦人科Mさんが、版権モノで2作品を出品していたことでしょうか(冒頭の写真のアスカ)。美術作品のようなアプローチと言えばいいのでしょうか、強い個性や独自の解釈を反映させた作品で、同時に「これで版権下りたんだ」という驚きも。この人が作ったらこうなるんだ……という意外性という意味でも、非常に刺激的でした。前回のトレフェスで展示されていたのはコチラ

産婦人科M 「Nightmare In Knight Elf」
産婦人科M 「Nightmare In Knight Elf」
産婦人科M 「love me / 式波・アスカ・ラングレー」
産婦人科M 「love me / 式波・アスカ・ラングレー」

 ほかの話題としては、カラーレジンキットが着実に増えている印象でした。この記事でもblockboxさんのカチューシャを載せていますが、基本の着色がなされているキットでした。カラーレジンキットは、りゅんりゅん亭さんやリキッドストーンさんなどの作品をワンフェスやトレフェスで見たことはありますが、やはりコストはかかるようではあるものの、実験的な意味も含めて、ほかの比較的小規模なディーラーさんにも広がっているのかもしれません。

 さて、今回撮影した写真で現像した107枚の写真はSmugmugのギャラリーとして掲載しました。続きを読むの以下で紹介するのは57枚で、一部でSmugmugには掲載していないカットもありますが、私が撮ってきた全容(会場の全容ではないですヨ)や、現像・調整後の等倍サイズでご覧になりたい方はSmugmugのギャラリーを活用いただければと思います。

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ひどく個人的な「模型ホビーショー」

アオシマ 「1/7 艦隊これくしょん 雪風」(試作品、塗装済完成品)
アオシマ 「1/7 艦隊これくしょん 雪風」(試作品、塗装済完成品)

 「第53回 全日本模型ホビーショー 2013」に行ってきました。個人的に気になったものの写真を撮ってきましたので簡単なレポートというか、記録みたいな感じです。全日本模型ホビーショーは企業ブースだけなので、展示されている製品は発売中、発売予定、開発中とかいろいろありますが、基本的にはお店で誰もが買えるアイテムのはずです。

 ただ、個人的な興味に寄っているので、例えばクルマのプラモやラジコン、世代的にズレている作品が原作のアイテムなどは撮ってませんのでそのあたりはすいません。1/12系も撮った量は控えめ。ガンダムは今現在ではユニコーンぐらいしか追いかけていないのでこちらも展示量からすれば撮った量は控えめです。毎回そうですが、会および各ブースの全体を俯瞰できる内容ではないので気をつけて下さい。

 選別し現像した写真(229枚)は、Smugmugにてギャラリーとして掲載しています。この記事の44枚の写真は厳選したものなので、別カットや商品説明パネルなどを見たい場合は、ギャラリーをご覧いただければと思います。

 Smugmugには現像後のオリジナルサイズの画像でアップしてありますので、画像拡大表示の画面で、右下のサイズ変更のアイコンをクリックすると、オリジナルサイズも見られます。細部を確認したい場合などにも使えるかと思います(ピントが合っていればですが)。

 以下では、興味の分野別に「Ma.K」「AFV」「ガルパン」「MGガールズ」「艦これ+α」「そのほか」「アクリジョン」の7つに分けています。

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トレジャーフェスタ in 有明9

 2月のワンダーフェスティバル(WF2013冬)に続いて、「トレジャーフェスタ in 有明9」に行ってきました。今回の私のテーマはずばり「ガールズ&パンツァー」です。2012年12月に2話を残して放送が一旦終わり、最後の2話は2013年3月に放送されたとあって、関連アイテムは5月のトレフェスが満を持して登場するタイミングになったようです。もっとも、最終話の内容を反映したもので溢れていたかというと、そうでもなかったので(笑)、単に版権許諾の具合なだけかもしれませんが……。

 ガルパン系フィギュアの特徴は、ガルパン関連の戦車模型の人気を受け、同スケールの1/35で展開されていることが多い点でしょうか。ぶっちゃけかなり小さいのですが、今回のトレフェスではけっこうな数のディーラーが1/35スケールのガルパンフィギュアを販売していました。また、一部は2月のWF2013冬でも展示されていましたが、ねんどろいど的なデフォルメをしつつ1/35スケールの戦車に乗せられるようにしたものもいくつか見られました。私は「RAMPAGE Ghost」さんの1/35スケール(原型:柳生圭太)の西住殿、秋山殿、冷泉殿をぞれぞれ買ってみました。

RAMPAGE Ghost 「1/35 西住殿・秋山殿・冷泉殿」 (パンツァージャケット)
RAMPAGE Ghost 「1/35 西住殿・秋山殿・冷泉殿」 (パンツァージャケット)

 こうした1/35スケールの(戦車などに対応する)美少女フィギュアというジャンルが盛り上がっているのか、それともアマチュアでも実は昔からずっとあったのかちょっと私には分からないのですが(一部のディーラーや企業の製品があるのは確かですが)、原型師の浅井真紀氏がWF2013冬を総括した話の中で言及していたのが、「POLY-TOYS」さんの1/35スケールのリアル系女子高生フィギュアについてで、フィギュアで一般的な1/8や1/12スケールとは異なるジオラマ的/箱庭的な魅力(サイズ的にも容易)でアピールしていた、ということでしたから、ミリタリー系に固執しない1/35スケールの美少女フィギュアというのはもっと増えてくるのかもしれません。ちなみに「POLY-TOYS」さんは1/35スケールのガルパン隊長セットをWebサイトで予告されてますが、会場では「1/35 動物と遊ぼう」の続きとなる製品が案内されていました。こうなると次に欲しくなるのは1/35スケールの屋台や神社仏閣でしょうか?

POLY-TOYS 「1/35 動物と遊ぼう」
POLY-TOYS 「1/35 動物と遊ぼう」
POLY-TOYS 「1/35 情景フィギュアシリーズ #02 “School Girls Summer Tradition” 『夏の風物』」 予告
POLY-TOYS 「1/35 情景フィギュアシリーズ #02 “School Girls Summer Tradition” 『夏の風物』」 予告

 今回のトレフェスでは、1/35スケールのキットに対応したオリジナルのキャラクターを戦車に乗せているものがいくつかありましたが、調べてみるとガルパン以前から作られているようです。そりゃあ、そうですよね(笑)。とはいえ、「POLY-TOYS」さんをはじめ、ガルパン系1/35スケールフィギュアではデジタル原型+業者抜きという組み合わせもいくつかあったので、デフォルメ感の薄いリアル系(?)のバランスでの精緻な1/35スケールフィギュアの増加は、こうした制作環境の変化も影響しているようです。

 会場をまわっての感想は、武装神姫シリーズに加えるようなパーツや、1/12スケールのアクションフィギュアと組み合わせる下駄箱や自販機、得物などのパーツ・アクセサリー系は、その内容がユニークなこともあってよく目につきました。ワールドタンクミュージアム(WTM)やマツオカステンのような1/144スケールの戦車もいくつか見られ、比較的マイナーな戦車や10式、現代の無人機、ジオラマなどもありました。

 このほかはいつものように、ミリタリー系やロボット系、オリジナル系、まだマイナー(?)なタイトルの美少女系などを主に撮ってきました。会場全体の感じからすると美少女フィギュアの写真はかなり少ないはずですが、そのあたりは他所様にお任せします。「英雄戦姫」はヒイキのタイトルなので撮ったものは自動的に全採用されました(笑)。あと、やっぱりオリジナルキャラクターやメカは応援したいですから、複数枚になっているものもあります。なお、撮影した時刻の関係で、彩色済みサンプルの展示が終わっていたり、ディーラーが撤収したりしていたので、ごく一部のディーラーは展示のさらに一部だけしか撮れていないケースがあります。

 カメラ的には「D600+60mm MICRO F2.8G」に「ニッシン MF18 デジタルマクロ」という組み合わせです。写真はすべて、手振れ回避のためにシャッター速度を1/80に固定、(シャープさよりも)被写界深度を十分に稼ぐためにF値はF22に固定し、ISO感度はオート(上限6400)です。もっとも、フラッシュを使うので高感度域にはならなかったようです。「MF18」はTTLモードで、アングルや被写体との距離によって細かく分割発光の比率や発光量を調節しました。思ったような光の回り方になったものもあれば、思うようにいかなかったカットもあり、さすがに使いこなせたと実感できるところまでは行きませんでした。現場ではカメラの背面モニターで確認しながら発光量を+1.0EVなど、増加させることが多かったのですが、帰宅後にLightroomで現像していると、結果的にこの発光量の調節は余分だったカットも多くありました。

 写真はテーマ別に「ガールズ&パンツァー」「1/35スケール フィギュア(ガルパン以外)」「ミリタリー・ロボット(版権)」「オリジナル」「キャラクター(版権)」「1/12スケール 小物」の6種類に分けました。

 キャプションのディーラー名については卓に掲示のものに準拠していますので、委託元は分かる範囲で記入していますが、製作ディーラーの名前と異なる可能性があることを予め理解しておいていただければと思います。

 上記のようにかなり個人的なトレフェスレポートですが(笑)、写真ギャラリーはうっかり表示すると点数が多いので「続きを読む→」で掲載しています。

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海洋堂フィギュアワールド

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 5月2日~7日に渋谷の東急百貨店・東横店の西館8階催事場で開催されている「海洋堂フィギュアワールド」に行ってきました。食玩やカプセルトイでおなじみの動物や海洋生物、宇宙関連、戦車・戦闘機などのミニチュアフィギュアを始め、リボルテックなどの可動シリーズ、動かないフィギュアも含めて過去に販売された製品の多くが一堂に会しています。また、展示コーナーの最初には海洋堂初期の一点物フィギュアなどを中心にしたコーナーで過去の名作も紹介されています。展示の概要は公式Webサイトに譲りますが、「おまけフィギュア」「カプセルフィギュア」シリーズなどは全容を見られると思うので、集めていた人には見応えのある内容になっていると思います。

 見応えという意味では、海洋堂を代表する5人の造形師、BOME、松村しのぶ、竹谷隆之、山口勝久、榎木ともひで各氏の作品を展示するコーナーも設けられており、特に一点物などは凄まじい造形力を目の当たりにすることができます。

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 また、販売された製品にフルスクラッチの造形物を加えるなどしたジオラマ/ヴィネットで見せるコーナーもあり(冒頭の写真)、まぁ買うだけの人にとっては「ちょっと俺も作ってみるか」とはならないレベルですが、ヴィネットで見せることで、フィギュアの持つ違った(本来の?)魅力を紹介していました。

 私はというと、チョコエッグや最初のワールドタンクミュージアム(WTM)などの食玩シリーズはすごく印象に残っており、WTMは今でも部屋に飾ってありますが、そのほかのシリーズ、というかサイズや販売形態を問わずフィギュア自体をほとんど買わないため(!)、知らないモノ・コトが多いのですが、「造形師列伝」では作品や商品が造形師単位でまとまって紹介されているので興味深く見られました。

 会場では物販コーナーもあり、どうやらレアになっているような商品もお蔵出し的に販売されていたようです。私は店頭では見かけることも少ない「ブラモデル」の74式、90式、87式を買えたのでなかなか満足でした。

 実は、模型誌などではすでに予告されている新しいWTMのシリーズや、ワンフェスで展示され、2013年中の登場が期待されているアッセンブルボーグの新素体に関する情報や展示があればと期待していましたが、これらは特に紹介されていませんでした。現行アッセンブルボーグは体験コーナーがありましたが。新製品という意味では、発売前のリボルテックなどいくつかが紹介されていたので、以下にギャラリーから抜粋して写真を並べておきます。見切れてますが一番下のエヴァ8号機βはリボルテックヤマグチシリーズのNo.139です。

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 写真撮影については、会場で問い合わせたところ「どんどん撮ってかまわない」と許可を頂けました。ケータイで撮影している人もかなり見かけました。先日紹介したマクロリングフラッシュ「ニッシン MF18 デジタルマクロ」を実戦投入だと意気込んで持っていったのですが、現場の展示は特大サイズの造形物を除いてすべてアクリルのケースに入っていたので(当たり前といえばそれまでですが)、フラッシュがケースに反射してまともに撮れませんでした(笑)。フラッシュ発光部を外して手持ちで上からかざす、とかやればいいんでしょうが、デパートの催事場ですから……ね……結局ノンフラッシュ・高感度頼みの写真になりました。

 続きを読む の写真ギャラリーは展示の順路に沿った撮影順です。仕事じゃないので各フィギュアの詳細は省きますが、なんというか、興味を惹かれたものだけ撮ったので、実際はカプセルトイなど商品化されたフィギュアがもっともっとたくさん展示されています(笑)。

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ニッシン MF18 デジタルマクロ

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 マクロ撮影用のリングフラッシュとして、ニッシンの「MF18 デジタルマクロ」(ニコン用)を買ってみました。パッケージ内容や仕様は公式Webサイトに譲りますが、マクロフラッシュとしての基本的な優位点のほかに個人的に注目したのは、左右で独立して光量を制御できる仕組みや、ケラレに対応するために内径を広げられる点などでしょうか。ワイド系のズームレンズでない限りケラレるケースは少なそうですが。アダプターリングは、他の製品ではオプションにされていることも多い77mmを含めて、6種類が付属するのも地味ながらありがたい点です。私が持っている「24-70mm F2.8G」は77mmですし、「60mm MICRO F2.8G」は62mmで、どちらも標準で同梱されるアダプターリングで装着できました。

 もっとも、その目的を考えれば「60mm MICRO F2.8G」に装着して使うことになるのですが、ポートレートに使うとなれば「24-70mm F2.8G」のような大口径の標準ズームレンズが便利ですし、幅広く対応できればその分だけ絵の幅も広がります。

 金属製のアダプターリングはフィルターなどと同じくねじ込み式で、レンズに装着しているフィルターにねじ山が切ってあれば、フィルターの先にも付けられます。フラッシュ発光部は4ヶ所のツメでカチッとアダプターリングに固定されますが、取り付ける角度自体は360度、自由に調整できます。フラッシュ発光部はそれほど重くないのは発光部にバッテリーが不要な有線式ならではでしょうか。

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 ちょっと過剰な仕様かな? と思えるのは本体のカラー液晶と、MF18一式を収納できるしっかりとした収納ボックスですが、まぁカメラバッグに常駐させておくタイプの機器ではないと思えるので、収まる場所があるのはいいのかもしれません。液晶がカラー化されていること自体に不満はありませんが、STN液晶と思われる少し滲んだような見た目は、豪華さよりチープさが目立つような気がしなくはないものの、意外にも視野角はちゃんと確保されていますし、モードごとにしっかりと色分けされているので画面が視界に入れば選択されているモードを把握できるといったメリットはあります。

 カメラを縦位置にすると液晶画面も回転し、上下左右の方向キーも画面通りに追随するという仕様は、そこまで求めてなかったけどあったら嬉しい機能という感じでしょうか(笑)。とはいえ、三脚などでカメラを縦位置に固定した場合には便利そうです。ちなみにUIは英語のみのようですが、カメラ的英単語と数字だけなので特に不便には感じません。

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 左右の発光量をマニュアル操作で調整できる機能は、TTL発光モード、マニュアル、ファインマクロのいずれのモードでも可能ので、なかなか興味深い機能になりそうです。左右ってことになってますが、カメラの向き、あるいはフラッシュ発光部の取り付ける角度を変えれば「上下」の発光量を調整できることになるので、接写でも光源が上から、あるいは下からといった写真を簡単に撮影できます。

 ファインマクロは微小発光モードで、もともと明るい環境で絞りを開けて撮影する場合など、フラッシュを補助光的に使う場合に便利そうです。より作品的なアプローチでしょうか。左右の独立した発光量の制御やTTL対応などは、ほかのメーカーのマクロリングフラッシュでも対応していますが、ファインマクロはこの「MF18」独自の機能になっています。他メーカーでは1/64や良くても1/256あたりまでが発光量制御の最小値ですが、「MF18」ではマニュアルモードで1/64まで調節でき、マニュアルモードをさらに微小発光モードにしたファインマクロモードでは1/128~1/1024と、非常に繊細な発光が可能になっています。

 フラッシュとは別に搭載された4つのLEDでモデリング発光も可能で、各モードでSetボタンを長押しすればモデリング発光モードになります。フラッシュとちがって設定中は常時LEDが点灯し、フラッシュが発光する時だけ消灯します。使い方はAF補助光なので、明るい環境ではあまり意味は無いでしょうが、薄暗くてどうにもAFを合わせにくい時には便利です。ちなみにフラッシュの左右の発光量を調整していた場合、その設定もLEDの発光に反映されるので、モデリング発光の時点で大まかに仕上がりを把握することもできます。

使ってみる

 試しに使ってみると、やはりレンズ前数センチの接写でも、フラッシュの光が自然に行き届いた絵になります。そのための機器ですが(笑)。レンズと光源が同軸なのでフラッシュの直接光にありがちなテカリは無くなりませんが、左右(上下)の発光量調整でグッと仕上がりをコントロールできるのが印象的です。

 下の写真はTTLモードでAB(左右≒上下)の発光量を調整したものです。表面が経年劣化でクラックド・フィニッシュになっているのは気にしないでください……。左の写真はAB(上下)=4:1、右の写真は逆にAB=1:4としたものです。実は、左耳のつけ根あたり、表面に写り込んでいるフラッシュの形状で、上下で発光量が異なっている様子を確認できます。片側を発光しない比率も可能です。TTLモードでは比較的大きな比率で指定しますが、ほかのマニュアルモードでは発光量をより細かく調整できます。

 「60mm MICRO F2.8G」の限界の絞りであるF36で接写をしても、マクロフラッシュなら何事もなかったかのように手持ちで撮れてしまうのはなかなか面白いのですが、普段使わないようなF16とかF22とかのかなり絞った領域は、センサーに付いたゴミをこれでもかと強調してくれるので、絞りマクロに出かける際はセンサー掃除も必須になりそうですね……。

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 続きではフィギュアで違いを見ていきます。

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