コミティア88とpixiv

 サークル「學藝會」が創作系オンリーのコミティア(5月5日・ビッグサイト)に参加するというので、気候もよろしい頃だしべつに予定もないからワタシも行ってみよう、と思い一般参加に必要な「ティアズマガジン」を新宿のとらのあなで買ってきました。

 とはいっても學藝會の「しゃかむにま」はコミケ75と同じ内容ということなので、コミケ75はしゃかむにまだけ買いに参加したこともあり、せっかくコミティアに行くならほかにも目的を見つけてみよう、コミケみたいに人がゴミのようじゃないハズなので落ち着いて過ごせるのではないだろうか、という考えなどからひとまずはティアズマガジンに目を通すわけですが、さすがにあの小さなサークルカットだけではいろんな意味で素人の私にはどうにもわかりゃんせんな感じです。

 そこで、「pixiv」のイラストを参考に探してみようというわけです。1㍉も絵が描けないというか描こうと思ったこともない私ですが、人のうまい絵を見ているのは楽しいものです。pixiv内を俳諧していると見つかるきゃわいいイラストもいいですが、幻想的な風景なども刺激的で面白いですねぇ。実際のところ誰かのイラストをじっくり眺めたり探したりすることって少ないので、いろいろちょっと新鮮です。人によってはオリジナル解像度かそれに近いサイズでアップロードしているので、タッチなどの仔細なディティールを見られるのは、展示会で原画を肉眼でまじまじと見ている感覚に近いかもしれません。イラスト投稿の有無に関わらずユーザーには個別にページがありまして、ただお気に入りが並んでいるだけのわたしのページもあります。右上はお気に入りを表示するようにしたブログパーツです。

 そんなpixiv内ではイベントへの参加情報をまとめるページが用意されておりまして、コミティア88も、参加するpixivのユーザー・サークルとキーになるイラストが分かるようになっています。まぁガイドブックに掲載されるサークルカットの豪華版といった体裁ですが、気になったイラストをクリックすればそのユーザーが描いているほかのイラストも見られますし、「なんか面白そうならなんでもいいや」的なスタンスの私として、フラフラしながら探すにはちょうどいい塩梅です。

 もっとも、pixivユーザーはマンガよりイラスト本で参加といった人も多いようで、コミックの体裁でないものも多いと思いますが、まぁ個人的にはそれも別にこだわっていないというのが正直なところ。美麗イラストや幻想的なイラストのポストカードの1枚でも買ってきたいと思います。
 

メーカー横断 新作アニメガイド

 
 「メーカー横断 新作アニメガイド」なる無料パンフレットをもらってきました。こちら、先日東京ビッグサイトで開催された「東京国際アニメフェア2009」(TAF2009)のパブリックデーに無料配布された冊子で、3月24日からアニメイトの店頭でも配布が開始されました(アキバBlogでの告知)。私はといえばTAFはふつーにスルーしていたのですが、このガイドは欲しいというか春以降の参考にしたいなぁと思っていたので、店頭配布は思いがけず嬉しいサプライズ。無くならないうちにと、「Re:MIKUS」を買うついでに頂戴してきました。

 こちらはタイトルにもあるように、アニメメーカーの広報・宣伝担当者が集まって自主的に制作されたもので、雑誌の特別企画とかではないのがちょっとユニークなところ。なので、掲載の順序はタイトルの五十音順で、各タイトル2ページずつと公平・均等な構成になっています。雑誌のように編集・取捨選択は行われていないと考えることもできるので、掲載タイトルに対する期待度、順序付けは読者自らが行うことになります。紙質は薄く店頭パンフレットそのまんまですが、A4・9社34タイトル・76ページ・オールカラーとなかなかのボリュームです。巻末には放映開始・発売日の一覧なども用意されています。

 掲載内容はタイトルによりさまざまですが、基本的にはアニメ雑誌の新作情報ページの体裁で、キービジュアルやイメージイラスト、設定画などを配しつつ、タイトルによってはスタッフや声優へのミニインタビューも盛り込まれています。なんというか、しばらくしたら似たような構成でアニメ雑誌に掲載されている……っていう予感がしなくはないですが、新しい情報も多いので、新鮮味という意味では、現時点では価値がある内容だと思います。

 全アニメメーカー網羅というわけではありませんが、主要各社の春以降のタイトルを一気にチェックできるのはありがたいところ。シーズンの境目になると新作アニメまとめページなぞをチェックしてダブルチューナーの割り振りに悩んでいる人は、入手してみてはいかがでしょうか。

supercell feat.初音ミク

 
 結構前にAmazonで予約してたら3日に届きました。4日発売のsupercell feat.初音ミクのCD「supercell」です。

 supercellについてはもう十分に個人的に両手を挙げて喜んで評価してきましたし、再生数とかいろいろもろもろで一定の成功を収めているわけですから、今更私からあれやこれやと語るつもりはありませんが、今回のCDの場合はメジャーデビューってのもあるでしょうけど、コミケ頒布のCDをコミケ行かなかったので入手できていなかったこと、Webサイトで配布のMP3音源では雰囲気や勢いは十分伝わるもののガチで聞くと音質的にラジカセ以上は厳しいっつーかリマスタリングのCDあるならCD欲しぃぃェッ!と常日頃思っていたこともあり長い首セットを準備して待っておったブツのひとつなのです。初回特典として同じくコミケ頒布のプチ画集とCD収録音源を使ったPV集のDVDが付いてきました。

 というわけで個人的にコミケ版CDを持っていないので公開MP3版としか比較できないのが非常に極端というか無茶を承知で聞いてみたところ、なんつーか制作者によると全トラック新録音ということで、さ、さすがに音質はかなり綺麗に収まっている気がします。個人的に比較が可能なのは初期のトラックで、恋は戦争、メルト、ブラック★ロックシューター、ワールドイズマインといったあたりです。

 これ、流石ソニーさんッス。というところなのか流石リマスタリング版っスね作者さん。というところなのか判断つかないのですが、MP3版、つまりニコニコ動画版とは仔細のニュアンスから全体のバランスまでほぼあらゆるところに手が加えられ、かなり気合いの入ったデキになっていると感じました。曲は同じですがバージョンという意味では全く刷新されています。録音面でも、ボーカルはしっかりと中央に定位して、どっしりと落ち着いていますし、生演奏系の曲では分離が綺麗で、ドラム、ベース、ギター、ピアノ、ストリングスなどなどあらゆる要素がすごいバランスで収録されています。ボーカルそのものには巧妙にフィルタをかけたのかナンなのか、余分なエッジが目立たないように工夫されているようで、演奏とのマッチングも緻密に制御されている印象です。総じて、オリジナルを幾度となく聞いた人にとっても、聞く度に発見があるような仕上がりになっていると思います。

 一般論として、ボーカロイドの楽曲そのものは、初めて聞く人には、曲によってちょっと受け入れがたい違和感のようなものも感じるかもしれませんが、supercellの楽曲は、こういう世界なんだと思考転換しなければいけないかどうかの瀬戸際にある、つまり初めて聞く人にも比較的なんとかなじめる内容ではないでしょうか。

 そんなsupercellの初音ミクですが、マシンボイスのニュアンスを抑えた低めの声のテイストで、かわいらしさとすこしの切なさを持たされた声が特徴だと思います。また、同じsupercellの初音ミクでも、やはり初期の楽曲と最近の楽曲では端々のニュアンスの作り方が違いますし、リリース順で聞いて成長の軌跡を聞く、という楽しみもあるのではないでしょうか。
 


 

 ブラック★ロックシューターやワールドイズマインの頃にニコニコにどっぷりだった私にとって嬉しいのは、ちょっとした思い出が品物になって帰ってきた、というところでしょうか。あの盛り上がり、現場性、時空の共有感覚は独特のものです。それが綺麗な音で再び手元に届いたのですから、こんな嬉しいことはないですよね。

 あ、書くに当たって使ったのはこのエントリの大人気ないセットです(笑)。
 

C75 / しゃかむにま アフターワーズ

 
 C75の三日目、30日の學藝會スペースにて「片面/尼僧!? しゃかむにま」を無事入手してまいりました。参加された皆々様、お疲れまでございました。

 行列がスゴイだの熱気がスゴイだの話だけは聞き及んではいても、「やるおで学ぶコミケ」的なものだけでは結局想像が付かなかった部分も多いのですが、コミケの立体版でありますところのワンフェスに何度も訪れた身からすると会場の中の雰囲気自体は似たようなもの。大規模な有名サークルでない限り、会議机に自作の作品を並べただけのこぢんまりとした、手作り感あふれる雰囲気です。「フハハハ! ゴミが人のようだ!」とはTanikuguのsgrmさんの談で(脚色アリ)、集まるヒトの数が桁違いに多いのでそれにまつわる行列だの整理だのといった部分は耐久性の高い方式が選ばれているなぁという印象ですが、朝の戦場を避けゆったりと午後に赴いたこともあり、会場内の空気がやっぱりよどんでいてさすがに気分が鬱になったこと以外は、終始平和的な光景に映っておりました。

 今回の目的はただひとつ、學藝會スペースのみでしたが、fullさんと会場に到着するとそれほど苦労することなくブースにたどり着くことができ、無事入手できました。ワタシは記念すべき(?)100冊目をゲットということでちょっと驚いたのですが、さらに「100冊目オメな旨をサインするのです」的なお願いを苦笑いで快諾していただき、ANIさんとRITOさんからそれぞれ表紙に一筆頂いてしまいました。サーセン。

 さらに会場ではゼンハイザーの渋いヘッドホンによる主題歌の試聴も可能。売り子様には主人公「御崎かるら」コスを完備なうえに写真左側におわしますのは強天位・真下かおるその人でした。

 初参加ということでサークル活動自体はいろいろ模索が続いていたようですが、ブースの近くで見ていてもコンスタントに手にとる人が現れ、それなりのペースで入手していく人がいたように思います。なんというか、同人誌即売会というとリビドーフェスティバルな勢いで埋め尽くされているという観念を拭いきれなかったのですが(外れてはいないのですが……)、非エロでもちゃんと買ってく人がいるよ! と何分初めてなもので新鮮な感じになるとともに、ワンフェスでえっちぃフィギュアをかきわけてロボットというかモーターヘッドを探していた自分を、しゃかむにまを手に取る人たちにダブらせて見ていたのでした。ちなみに今後、店長自ら言うところの「伝説のショップ」こと「RAID=GIG」にて取り扱いが予定されているようです。

 規模が規模なので、帰りの電車が脂肪で破裂しそうなほど混むのを恐れ、Tanikuguのお二方と合流、4人で新木場に出て銀座を訪れ、カフェ的な場所でしばし軽食です。隣でリアルに葉巻を吸ってる客がいたりとかコミケと違いすぎる空間はある意味で非日常だったのですが、その後は新宿ヨドバシで買い物をしたりコミケ帰りの客でクソごった返す「新宿とらのあな」でもう今日は吸いたくないと思ったコミケットブレスに再びまみれてみたりと、やたらと両極端なバランシングカウンターウェイトをかましてカルマの平衡を保ちつつ帰路についた次第です。
 

ボンノー爆心地で迎える年末とは

 


 

 煩脳基幹細胞がすくすくとラノベライズされているこの間にも俗世のどこかの學藝會でブリブリと制作されている「片面尼僧!?しゃかむにま」が無事入稿成功ということで宣伝活動に荷担すべく、許可を頂いたので表紙と販促絵図を貼らしていただきやす。何度も言うようですが微妙に親近感を感じざるを得ない鋭利な塔婆のようなものを抱えた御崎かるらクン(17)を勝手に応援すると勝手に決めた当方としては販促絵を見て「ワタシから煩悩取ったら生命維持機能も失われるんじゃなかろーか」と早くも煩悩移入しつつ、非ミクシストな私は詳細を追えていないのでアレですが、当日は「片面尼僧!?しゃかむにま」1冊に加えて特典があるとか無いとか。もーいーくつねェェるぅぅとぉぉぅと足の小指まで折りながら楽しみに待ちたいと思います。