ALO OCC Cryo 22awg

 
 ミックスウェーブでALO audio製品取り扱いが開始され、フジヤエービックに入荷したので、3種類入荷したDockケーブルから銅線らしい効果が得られそうな「ALO OCC Cryo 22awg」を買ってきました。価格は本国の値段に送料分を加えたぐらいで、個人輸入で買う場合とあまり変わらないと思います。個人的には、ALOのDockケーブルはヘッドホンアンプを使い始めてしばらくしてからはずっと使ってきたので、ALO製品が中野の店頭で買えるという点だけでも嬉しかったりします。
 

  

 
 これまでDockケーブルは、ALOの「The Jumbo Dock」を2006年11月に購入して以来、ずっと使ってきました。銀線と綿を使用したケーブルで、ノイズを抑えた背景や高い解像度、繊細で鋭敏な高域と、銀線らしい特徴で活躍してくれました。

 最近はイヤホン側でtriple.fi 10 Pro用の交換ケーブル「Null Audio Lune Silver」を使用し、10 Pro本体にしても大まかな得意分野は低>高>中域の順なので、2つのケーブルカ所がどちらも銀線ということで、ソースによっては高域過多な傾向も。そこで、Dockケーブルを銅線にすることでちょっと中域を盛り上げて万能型に近づけてみようというのが今回の意図です。製品グレード的にはJumbo Dockとあまり変わらないと思いますが、全体のクライオ処理や6N(純度99.99998%)の銅線など、時間分の進化に期待したいところです。ミニプラグはSwitchcraftのニッケルメッキプラグですが、Jumbo Dockに付いていたカナレのミニプラグ(F-12)と同等でしょうか。ぶっちゃけこのSwitchcraftの端子表面はちょっと汚くて、カナレのほうが印象はいいのですが……。

 ちなみにカナレのニッケルメッキミニプラグは、2006年末に入手してから平日毎日出動してましたが、バリバリとノイズがほとばしるような酸化も起こらず、かなりの耐久度だと思います。逆に後半は「SR-71」のジャックの酸化を取るのが数週間に1度の定期作業になっていました。「SR-71A」でのジャックの強化もそうですが、ポータブル系製品は(オーディオ製品には劣悪)な環境に対する耐久度も重視したいところです。

 下の写真で曲がっている黒いケーブルのほうがJumbo Dockです。Dock端子はJumbo Dockの時代ではラインアウトに使う3点のみの結線でしたが、最近のiPhoneに対応する世代では多数のピンに結線します。なお、iPhoneでは接続すると警告が表示されるものの、そのまま使えるとパッケージに書いてありました(私はiPhone持ってませんので)。
 

  

 
 銅線の印象というか、数少ない経験では、カルダスのヘッドホンケーブルで2週間にわたり音が変化していくという経験をしているので、使い始めた直後のイメージはそれほど意味がないかもしれません。ちなみにカルダスのケーブルは、例えば高域で、ねむたい高域→きつい高域→ベストな高域、という上下運動を経て落ち着きました(笑)。

 ほぼJumbo Dockしか使ってこなかったので、それとの比較になりますが、解像度や音の広がりはほぼ変わらず、ダウングレードしたような印象ではないのでひとまず安心しました。銅線としてかなりレベルの高い解像度や明瞭感だと思われ、低域の深さも十分にある印象です。高域は、今のところこれまでの組み合わせより少し抑えられているので、ある程度狙った効果が得られそうな手応えです。中域はウォームというか濃密なイメージで、低めのボーカルからベースのあたりはこれまでよりも中身が詰まって膨らんで聞こえます。やや抑えが効いてない印象でもありますが、これまで少し物足りなかった層でもあるので、盛り上がりはそのままにうまく輪郭が整うといい具合になるのかもしれません。

 性急な判断は禁物といきたいところですが、なんとなくの傾向は考えていたものに近いようなので、いろいろなソースでじっくりと試していこうと思います。