Xbox One ワイヤレス コントローラーをWindowsで使う

【2015年8月3日】 記事末尾にWindows 10での挙動を追記しました。
【2015年11月10日】 別記事で「Xbox EliteコントローラーをWindows 10で使う」を公開しました。
【2016年11月17日】 Windows 10対応で、USBとBluetoothに両対応の新モデル「Xbox ワイヤレス コントローラー」が発売されました。これから買うならオススメだと思います。

  
 「Xbox One ワイヤレス コントローラー」がWindowsで使えるようになるUSB接続用のドライバの提供が開始されたというので、米Amazon.comで「Xbox One Wireless Controller」だけ買ってみました。充電式電池が付いたプレイ&チャージキットとのセットではなく、コントローラー単体です。購入時の価格は49.87ドル、送料込みで62.85ドル(6697円)でした。2014年6月の時点で日本で並行輸入品として売っている価格より少し安かったですが、Xbox Oneが日本で発売されたらコントローラーも5980円で発売される予定です。急いでない人は2014年の9月を待ちましょう(笑)。

 現在は、USBで接続する有線版の「Xbox 360 コントローラー」が売っていますし、Windows用の汎用ゲームコントローラーとしては最終解に近い位置付けだと思います。私も以前は「モンスターハンター フロンティア」で、現在も「ファイナルファンタジーXIV」で使用しています。「ファイナルファンタジーXIV」ではボタンの色なども画面表示とちゃんと連動して、快適に使えます。

 一方、Xbox OneのWebサイトを見ていると、コントローラーも今回はこだわったぜぇ的なアピールが見られ、この新しいコントローラーを“Windows用コントローラー”として使えるのを期待していたのも確か。アーリーアクセスとしてマイクロソフトの開発者のブログで公開という形とはいえ、公式版でWindows用ドライバが提供されたのは渡りに船ということで飛びついてしまいました。

 ※Xboxのサポートページでも同じPC用ドライバが案内されています。
 ※Windows 10では、ドライバーはOSに含まれ、別途インストールは不要です。

 さて、主要なアピールポイントや仕様はすでにXbox Oneの日本語のWebサイトでも紹介されているので、以下は「Xbox One ワイヤレス コントローラー」をWindowsおよび「ファイナルファンタジーXIV」で使用するケースです。OSはWindows 7 Professional 64bitです。

 ドライバの導入やパソコンとの接続後のあれこれは、通常のUSBコントローラーと同じです。予めドライバをインストールしておけば、初めて接続した際に自動的にドライバが読み込まれ、認識されます。Windowsのスタートメニューで「ゲーム」と検索すると出てくる「USBゲームコントローラーのセットアップ」というアプリケーションで設定を確認できますが、「ファイナルファンタジーXIV」で使用する場合、特に設定の変更は必要ない感じです。

  • WindowsではmicroUSBによる有線接続
  • 単三電池は入れなくてもUSBバスパワーで動く
  • トリガーに内蔵の振動モーターは、PCでは多分動かないっぽい
  • Windowsでのキーアサインは「Xbox 360 コントローラー」と同じ

 
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トリガー

 以下は、なんとなく「ファイナルファンタジーXIV」での使用を念頭に、「Xbox One ワイヤレス コントローラー」を使ってみて感じたポイントです。

 外観デザインや基本的なボタン配置は「Xbox 360 コントローラー」を踏襲していますが、細かな改善が多数加えられています。最も大きい変更点は左右のトリガーでしょう。「Xbox 360 コントローラー」ではトリガー然とした形状やストロークの深さが、ゲーム中の銃のトリガーボタンに向くとされる一方で、押しやすさという意味では改善の余地があったように思います。

 「Xbox One ワイヤレス コントローラー」では、トリガーボタンの幅が大幅に増え、上から見ると形状は三角形もしくは台形のようになり、指に当たる面積が大幅に増加しています。これにより、指を側面から当てるだけでも押せるようになっています。トリガーの向きも、「Xbox 360 コントローラー」のトリガーが垂直だったのに対し、「ハ」の字のようにやや外側に広がった向きで搭載され、より自然な形で押せるようになっています。

 また、トリガーボタン(RT/LT)とその上にあるボタン(RB/LB)との間に隙間が無くなり、連続したボタン配置になっています(感触で分かるように明確な段差はあります)。これらのボタンを人差し指だけで操作する場合、「Xbox 360 コントローラー」ではトリガーとRB/LBとの移動に割と変な力が必要で、手のポジションを変えずに同時に押すことなども難しかった印象でした。特にトリガーを押し込んだ状態から、上にあるRB/LBに人指し指を移動させるのが、普段使わない筋肉を使う感じでプチストレスでした。「Xbox One ワイヤレス コントローラー」では、主にトリガーの形状が側面から押せるよう大幅に変わったことで、トリガーに指先を置きながら、もしくは押しながら、すぐにRB/LBを押すという動作が自然にできるようになっています。

 人差し指をRB/LBに置き、中指をトリガーに置く2本指のポジションもあり得ますが、「ファイナルファンタジーXIV」ではAやBなどのボタンを常時多用するので、その際にコントローラーを下から支えるために中指を本体のホールドに使いたい感じです。結果的に、トリガーとRB/LBは人差し指だけを使い、どれだけ快適に押せるか、というところが焦点になると思います。このトリガーとRB/LBの形状・配置に関しては、極めて大きく進歩していると思います。

 トリガーのフィーリングも改善されています。ストローク中にグラつきや擦れ感がなく、極めてスムースに動きます。底付きはコンコン、トントンという、明確な、それでいて硬すぎない底付き感があり、おもちゃっぽさが無くなりました。ストロークの重さは、指の接触する面積がこれまでと違うので一概に言えませんが、印象として若干軽くなっています。オン・オフのみの(ストロークの深さに意味がない)デジタルボタンとして使用する場合、オペレーションポイントは60~70%ぐらい押下した地点で、これは「Xbox 360 コントローラー」と変わらない感じです。

 

方向キー、アナログスティック

 隣接した方向を入力してしまう暴発の多かった方向キーは「Xbox 360 コントローラー」で最も評判の悪かった部分でしょうが、潔く、8方向ではなく4方向の、文字通り十字キーになりました。

 方向キーの形状もそうですが、使用感で大きく違うのは、キーの“高さ”です。「Xbox 360」のコントローラーでは最終的な仕様の「SE」でも、方向キーのユニット自体に高さがあり、レバーを倒しているようなフィーリングでしたが、「Xbox One ワイヤレス コントローラー」では本体表面に張り付いたような平べったい形状で、“薄い”と感じるほど。ポチポチという明確なクリック感があり、操作性は良好です。

 アナログスティックも方向キーと同様に、スティックの根本のドーム形状の部分が大幅にカットされたことで、トータルで本体表面から突出する量が減っています。スティックの軸自体は、わずかに長くなっているようです。スティックの先端の皿部分はひとまわり小ぶりになっていますが、周囲(側面)にローレットが刻まれたのが大きな変更点でしょう。これによって、スティックを倒している最中のグリップ感は格段に向上しています。

 

ファイナルファンタジーXIVで使用する

 「ファイナルファンタジーXIV」で使用する場合ですが、特筆すべき点はありません(笑)。ゲーム側で「Xbox 360 コントローラー」が丁寧にサポートされているので、キーアサインが同じ「Xbox One ワイヤレス コントローラー」に変えても、操作方法などに変更はありません。「Xbox 360 コントローラー」を使っていた人なら、コンフィグで使用デバイスを「Controller(XBOX One For Windows)」に変更すればそれで終わりです。

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 「ファイナルファンタジーXIV」では、ギャザラーの「漁師」で釣りをする際、魚のアタリをコントローラーの振動で(グラフィックの変化より早く)察知できますが、「Xbox One ワイヤレス コントローラー」の特徴というトリガーに内蔵している振動モーターは使われていないようで、これまでと同じグリップ側に内蔵の振動モーターが動くようです。このあたりは、今後ドライバの更新や、ゲーム側の対応で扱えるようになるかもしれません(ただの希望的観測です)。振動の大きさは、「ファイナルファンタジーXIV」をプレイしている限り、「Xbox 360 コントローラー」と比較して大きな変更はないようです。

 2014年6月の現時点では個人輸入や並行輸入品での入手になるのでオススメしづらいですが、9月の発売後はWindowsゲーム用としてオススメできそうです。無線ではなく有線接続ですが、トリガーと方向キーの改善は「ファイナルファンタジーXIV」でもメリットがありそうです。

 

※2015年8月3日追記
 上記のマシンをWindows 7 ProfessionalからWindows 10 Proにアップグレードしました。「Xbox One ワイヤレス コントローラー」をUSBで接続するとドライバが自動的にインストールされ、デバイスマネージャーでは「Xbox Peripherals」なるツリーの下に「Xbox Controller」として認識されました。Windows 10では最新のドライバーがOSに含まれていると案内されています。ゲームに対しての動作は同じです。

 また、試せていませんが、上記のリンク先では、Xbox One本体を使ってコントローラーのファームウェアを最新にすると、Xbox oneコントローラーに接続する有線ヘッドセットがWindowsでも利用できるようになると案内されています。

 Win7では、USBケーブルの接続時に毎回バイブレーションが(接続確認のように)2~3秒間振動していましたが、Win10では無くなりました。もちろんゲーム中の振動機能は有効です。ただ、接続後に放置していたら振動しなくなったように思われる挙動があったので、上記デバイスマネージャーのプロパティで「電源の管理」というスリープっぽい挙動のチェックボックスを外しています。意味があるかどうかまではまだ分かってませんが。

xboxonec

“Xbox One ワイヤレス コントローラーをWindowsで使う” への2件の返信

  1. 公式にPC対応版が発売されましたねw

    …360版と異なりワイヤレス対応ではないですけど、あちらも有線版が先行したのでいずれ無線対応版は出そうな気がします

  2. USBケーブルを同梱しただけの今回のパッケージは、どちらかというとPCゲームの売り場にコントローラーを置いてもらうパッケージという意味が強いかもしれませんね。有線接続も本体が軽くて楽なんですけどw、別売りの無線アダプターのようなものが出ると嬉しいですね。

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