HERUS用にUSB OTGケーブルを作る

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 当方でも紹介した「HERUS」をAndroidスマートフォンで使っていると、USB OTGケーブルで片方がUSB Bという仕様のUSBケーブルが欲しくなります。Resonessence Labsのページでは地味に紹介されていたりしますが、ここは頑張って自作してみようと。

 コネクターと線材をバラバラに用意するのもいいですが、USBの規格的にマズかったりするとイヤなので(多分大丈夫でしょうが)、市販のケーブルの片方を改造する半自作にしました。なんとなくの要件は以下のとおり。

  • スマートフォン用でmicroUSB BのUSB OTGケーブル
  • もう片方はフルサイズのUSB B
  • microUSB Bコネクターはライトアングルタイプ
  • 可能な範囲で高品質なケーブル、を元に改造

 

 被験体となったのは、高級オーディオ用USBケーブル……といきたいところですが、ここはひとまず、コネクターが金メッキなぐらいでほかは普通のスペックと思われるUSBケーブルを選びました。USB A→Bのケーブルで、USB Aの側を改造するだけです。

 microUSBコネクターは自分で調達する必要があります。ライトアングルなどと呼ばれる90度横向きにケーブルが出るタイプにしたかったので、eBayで香港の業者からコネクターのパーツ(10個セット)を買いました。10個もいらないですが、練習用に作ったり失敗したりするので結果的に安心して作業ができました。

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 コネクターの、外から見える接点の信号や順番はもちろん規格で決まっていますが、ケーブルをハンダ付けする側の端子配置はコネクターのメーカーによって差があります。届いたパーツは上側に端子が3つ、下側に2つ付いているタイプでした。USBケーブル内部の線は赤が1番、白が2番、緑が3番、黒が5番と、それぞれ決まっているので、指定の場所にハンダ付けしていきます。4本の信号線の周りを覆っている網状のシールドは、まとめて1本の線にして、microUSBコネクターの側面にある、プラグの外周パーツとつながったケースグランドにハンダ付けしました。この時点で被験体となったUSBケーブルの線材自体はきわめて普通であることが判明しているのですが、一応オーディオ用ハンダを使っておきました。

 USB OTGケーブルというのは内部構造的には単純で、通常のUSBケーブルでは使われない4番を、短いリード線を用意して(写真の黄色の線)、5番の端子につないでしまうだけです。5番には2本の線がつながることになります。

 配線が済んだら、コネクターのケースに入れれば完成です。ハンダ付けはぶっちゃけ上手くないので、やり直したりしてひどい感じになってますが、テスターの導通チェックモードで隣の端子や線とショートしていないかどうか、だけは入念にチェックします。被験体になったケーブルにはメッシュの外装シースが使われているのですが、これはコネクターのケースの内部にまで通すとケースが閉まらなくなるので、手前で切り、端は熱収縮チューブでおさえました。

 今回買ったコネクターに装着できるケーブルは恐らく直径4mmで、一般的なUSBケーブルを想定していると思われるので、高級オーディオ用USBケーブルを被験体にできなかったはこのあたりの事情もあります。太いケーブルをまとめるのは不可能ではないでしょうが、そういうテクニックや道具は持ち合わせていないので……。

 ケーブルの中身を見てしまったのもありますが(笑)、今回の改造で、無駄な接点やパーツが減ったという以外、オーディオ的進化はあまりないと思いますが、使い勝手は少し改善した感じでしょうか。