ハリーズボトルケージ、ポディウムボトル

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 ボトルケージが必要なほど長距離を走っていなかったのですが、調度良い感じのヤツが発売されたので買ってみました。フレームと同じチネリの「ハリーズボトルケージ」で、ボトルはCAMELBAKの「ポディウムボトル」にしてみました。

 「ハリーズボトルケージ」はカーボン製で24gと軽量です。どちらかというとデザイン面を優先してますが、これまでのチネリのボトルケージはRAMシリーズなどのレーシーなデザインが多く、ピンとくるものがなかったものの、2013年のラインナップに現れたコレは妙な曲線は避けた無難系。恐竜の骨か、車のボンネットの裏側みたいな感じでしょうか。違うと思いますけど。分割されたロゴなどは私のフレームのデザインにも通じるものがあると思い、迷わず注文しました。まぁデザイン面で私のフレームと親和性があるかというと微妙かもしれませんが、少なくとも異物感・違和感は少ない、といったところでしょうか。後からよく見ると、ダウンチューブ側に付けたほうが映えるデザインみたいですが……。

 ボトルが挿入しやすいように上端は少し縁が広げてありますし、左右2分割の構造なので、斜めからボトルを入れてもカーボンの本体は程よく広がってくれます。ボトルケージとしては極めてまっとうな作りだと思います。

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 ウォーターボトルもチネリ、といきたいところですが、オールチネリもちょっとなぁと、ここにきて妙に抵抗感があったので(笑)、機能面で注目のCAMELBAK「ポディウムボトル」を選びました。

 一般的なロードバイクのウォーターボトルはけっこう適当といいますか、表面のデザインやサイズ、保冷タイプといった違いがあるぐらいで、自転車関連アクセサリーとして技術革新から取り残されている感じが強いのですが、CAMELBAKは水補給装置の専門メーカーということで、ポディウムボトルはかなり真面目に取り組んでいるウォーターボトルです。

 一番の特徴はシリコン製の「ジェットバルブ」で、一般的なウォーターボトルのように先端バルブを開閉する必要ありません。飲む方法は、吸うか、ボトル本体を押して出すかの2種類。なので、そのまま逆さまにしても中身は出てきません。カバンの中に入れる時は、レバーでオフにすれば完全にバルブを閉じることもできますが、基本はオンで使います。

 ボトル本体が柔らかいと紹介されることも多く、フニャフニャの形状だったらケージに入れづらいのでは……と心配もしましたが、そんなことはなく、力を入れればへこむ、ぐらいのもので、柔らかいという印象はありません。一昔前の2リットルのペットボトルぐらいでしょうか? ベッコリとへこませようと思ったらかなり力がいります。

 普通のボトルは食器用洗剤のボトルに付いているバルブみたいな構造なので、前歯で咥えて引いたり押し戻したりするのですが、ものによっては固くて歯が痛かったり、閉まりきってるのか不安だったり、実際に閉まっていないと走行中に中身が出たりと、前時代的な構造であることは否めません。

 さて、ポディウムボトルを実際に軽いツーリングで使用してみたのですが、吸う動作で一度に飲める量はそれほど多くありません。これは、肺活量(?)や、ボトル本体の硬さなどが影響していると思います。ただ、がぶ飲みする必要がないのであれば、飲み過ぎを防ぐという意味でも、吸って飲める量がそれほど多くないことは逆に好ましく感じました。

 前述のように本体は一般的なボトルより幾分柔らかいので、押すことで中身を出して飲むこともできます。吸う動作に押す動作も加えれば、飲む料を多めに調整できますし、力を入れて押しこめば連続的に多くの量を飲めます。力の入れ方次第で勢いよく出すことも可能なので、バルブに口を付けなくても飲むことは可能ですが、出し終わりに中身が溢れることは必至なので水以外ではおすすめできません。

 もうひとつのポイントは、ボディに、特許取得済みという防臭加工を施している点です。適当なボトルだと、飲んだ際にボトル特有のプラスチックのような臭いがすることも多いですが、ポディウムボトルは臭いと雑菌の繁殖を抑える加工が施されており、実際にお茶を飲んでみても変な臭いは全く感じられませんでした。これも地味な点ですが、普通のボトルだと「自転車用ボトルで飲んでるな~」と臭いで思い知らされるので、そうした違和感が無くなるだけでも嬉しく感じました。

 通常のボトルよりバルブの構造は複雑ですが、バルブ部分は、ボトルに食器用洗剤と温水を入れて振った後、押して中身を出すことで洗浄できますし、バルブのシリコンカバーは取り外して手入れも可能です。

 前歯でバルブを開閉しなくていい、というだけでも個人的にはポイントが高いのですが、価格も普通のボトルと変わらないので、水分補給にもちょっとした利便性を求めたい人にはおすすめできると思います。

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