内蔵音源の調べ ~半導体競争曲 第八章~

 比較的ハイ・フィデリティな音の話題が多い当方ですが、ロー・ファイも変わらず愛しておりまして。NSFコンペ「Famicompo mini Vol.8」の開催(投票期間は2012年2月23日まで)に合わせて、死蔵していた「TNS-HFC3」を引っ張り出してきました。拡張音源搭載カセットは未入手だったので、プチプレミアなサンソフトの「ギミック!」以外は通販サイトでまとめて購入しました。

 コンペの楽曲ともなると制作年次は現在なわけですし、実機演奏はTNSシリーズなど一部の自主流通アイテムで実現するものですから、楽曲制作者は基本的に実機演奏を前提に制作していないと思われますが、拡張音源を複数使わない曲が多いオリジナル部門の楽曲は、思っていたより再生できる楽曲が多いようです。

 ただ、普通に再生できているように聞こえても、拡張音源の一部が正常に出ていない場合や、音は出ていても拡張音源のボリュームのバランスが異なる場合などもあるので、コンペの審査という用途に限っていえば、実機演奏はあくまでもプラスアルファの再生環境として扱うべきものであることは変わりません。

 パソコンで再生した場合との音の比較ですが、もちろんパソコン側の設定なども影響してくるでしょうが、実機演奏はさすがにエッジの立ったシャープな音で、分離も良いですね。矩形波を浴びるとばかりに(笑)内蔵音源の独特の心地よさを存分に堪能できます。

 写真では「TNS-HFC3」が裸ですが、拡張音源を搭載したカセットを楽曲に合わせて抜き差しすることになりますし、公開されている図面を参考にケースを作りたいと思います。